2014年11月3日月曜日

11月号-ア行は、実は濁音?



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11/3公開---1,470語の内の10語
                  今回もご来訪心より感謝申しあげます。       
                  毎月第一月曜日9:00(日本時間)更新
  
                           本題(ダジャレ文)
本題の見方---ダジャレ文の中の青色文字は英語の意味、赤色文字は語呂合わせの部分で、かなりなまったり方言ぽくなる場合があります。また、ダジャレ文は語呂合わせの為の文言で、意味の正当性、日本文としての正確性は有りません事ご周知下さい。
 英単語に添えられた丸数字は難易度レベルで、詳しくは2012.8/27号をご参照ください。(⑦~⑫は書物には頻出。⑳以上も新聞等には時折出現する。)
緑色背景文字は、初公開時以降に追加・修正した部分です。

―接頭辞語(im-5語)―
1)危険が差し迫らんと心配する意味ねんす。㉔imminence(n)
2)酒まわって動かせないからいいもうビール⑬immobile(a)
別案:イーモバイル動かせんとは何事だ。
3)過度にゆでたら芋でれーっとしちゃった。㉕immoderate(a)
4)下品な食べ物は芋ですって。㉖immodesty(n)
5)その薬を医務にて施せば免疫力はつく。⑧immunity(n)
―ミシュマシュ―
6)めとる男に「あの女はやめとけ」はおせっかい。⑦meddle(vi)
7)速い足取りゲートをくぐりぬけた。⑬gait(n)
8)いい食事の後はいいコーヒー入れんと首尾一貫しない。⑩incoherent(a)
9)誰しも苦悩でストレスはたまる。⑤distress(n,vt)
10)歯がガタガタとぶれて噛めんと窮地に陥る。㉒predicament(n)


                           随想

今月号の話題は、「アイウエオは、実はハヒフヘホの濁音ではないのか」と考えた理由です。

理由①「ハ」は音声を止めておいて空気だけを吐き出した直後に母音「ア」を発する。だから音声 を発し続けたたままハヒフヘホは言えない、すなわち清音である。(音声を発し続けたたままハヒフヘホを言おうとすればアイウエオになってしまいますよね。)
理由②次のh消滅ルールで分かるように、英語でも、日本語の連濁の規則性がそのまま当てはまり、ハ⇒アと連濁すると考えるとアはハの濁音であることが合理性を持つ。

―英語の連濁=h消滅ルール(NHK「テレビで基礎英語」9月号より抜粋)―
 hで始まる語は、早口で言うとそのhが発音されないことがある。明治のころ、西洋の犬のことを
「カメヤ」と呼んだそうで、これは英米人が犬を呼ぶときに、"come here"と言っていたのが、hが脱落して「カムエア」と発音していたからである。以下の文も同様である。
I like him.(アイ ライク ヒム⇒イム)   I like  her.(アイ ライク ハー⇒アー)

―日本語の連濁―
巣立ち(ス+タチ⇒スチ)、五分咲き(ゴブ+サキ⇒ゴブザキ)、酒好き(サケ+スキ⇒サケズキ)

このように、連続して母音が発声されるときは清音は濁音になる。連続していなくても、例えば「母さん」(かーさん)が「母やん」(がーやん)―最近偶然お会いした某作家の著書名です―になってしまうなど、幼児などにとっては、タチツテトよりダディドゥデドの方が言い易いのは、濁音の方が発音が楽である(口輪筋に力を入れる必要がない)ためと考えられます。だからハがアに、ヒがイになりやすいということから、ハは清音でアはその濁音であると考えられるのです。※前号「声門摩擦音」
参照
 以上が「アイウエオは、実はハヒフヘホの濁音である」と考えた理由です。
 
 常識に納得できないことがもう一つあります。それは、いわゆる50音図の中のタ行とサ行です(濁音のダ行やジャ行なども)。子音の口の形状から判別していくと、タ行とされるタチツテトは、実はタティトゥテト(ta,ti,tu,te,to)(赤文字は日本語にはない音)で、チはチャチチュチェチォ(cha,chi,chu,che,cho)、ツはツァツィツツェツォ(tsa,tsi,tsu,tse,tso)と、三種類の行に分かれるべきではないのかと思えるのです。もう一方のサ行のシは、シャ行のシャシュシェショ(sha,shi,shu,she,sho)に属し、サ行はサスィスセソ(sa,si,su,se,so)となるべきである(英語のshiとsiの区別では苦労させられましたよね)と考えるのが、子音の口の形状からまとめた50音であると思うのですがいかがでせうか。詳しくは次号にゴンタの50音図としてお示し したいと思います。





                 レビューⅠ(10月号本題の辞書での例文・例句または意味)
1)<a reporter wrapped up the mayor's speech in a few sentences>
2)His health has been jeopardized by poor nutrition.
3)We completely depleted our life savings when we bought our new house.
4)<the kids will tatter that doll beyond repair if they don't quit yanking on it>
5)fray:a raveled place or worn spot (as on fabric)
7)intestine:a long tube in the body that helps digest food after it leaves the stomach
8)duodenal:  the first part of the small intestine extending from the pylorus to the jejunum
9)The child tottered across the room.
10)My knees were (all) wobbly. 
                 レビューⅡ(9月号本題の語呂合わせ文)
1)pivotalピヴォタル微々たる問題どころか、( ? ) 問題だ。重要
2)notchノッチ新記録を( ? ) 事が新聞に載っちる。打ち立て
3)impair⇒インペアー人間を( ? )ものをいんべあと言って放置してはおけない。 害する
4)obesity⇒オビシティ帯して( ? ) を隠す。肥満
5)fiasco⇒フィアスコ( ? ) 大失敗したらまず頭を冷やすこと。
6)memento⇒メメント綿々と( ? ) に浸ってないで早く忘れちゃえ。思い出
7)twitch⇒トゥイッチトイチ(十一)の利息に顔( ? ) ひきつる
8)pout⇒パウトゥその子は( ? ) ぽーっとしていた。ふくれっ面
9)impeccable⇒インペカブルそんなに( ? ) 帽子ならいんべ被るのも。申し分ない
10)legato⇒リガトゥ( ? ) 発音してくれてありがとう音が途切れず
おまけ)staccato⇒スタカットゥ( ? ) ので、舌葛藤する。途切れ途切れ


                   レビューⅢ8月号本題のメディアで最近使われた例文)
1)The trouble is quite a few coaches have tried and failed to coax this latent talent into life.
2)legion
:A legion is a horde or a large number of people or things. It was originally a term for a military unit.
3)Aged 44, he missed half the season, because of dodgy knees and an attack of lumbago.
4)The gas was shut off and firefighters opened the mobile home’s doors and windows to allow the gas to dissipate.
5)As for the larger context, for a party that claims to hate frivolous lawsuits, Republican leaders sure have become litigious, haven’t they?
6)The Rohingya have been terrorised into collusion as well as submission.ロヒンギャ族(英: Rohingya people、またはロヒンジャー)とは、ミャンマーのラカイン州(旧アラカン州)に住む先住民族である。 
7)The bubbles grew and grew until in the end his whole face seemed to be smothered in a bubbly foaming white soapy froth.
8)For us there’s a clear opportunity, unserved demand, and a solvent market.
9)Industrialisation and urbanisation in Europe forged a powerful commitment to social solidarity.
10)Mr. Tie is likely in solitary confinement, but he is hardly alone in his predicament.




             これで11月号終了します。ご高覧賜り有難うございました。
                  次号12月号は12/1公開の予定です。


このブログは 「難解英単語ダジャレ集」をグーグる、又はhttp://eitango-dajare.blogspot.jp/で開きます。お知り合いの方々にご紹介賜りますれば幸甚です。










2014年10月6日月曜日

10月号-清音、鼻音、濁音の差



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10/6公開---1,460語の内の10語
                  今回もご来訪心より感謝申しあげます。       
                  毎月第一月曜日9:00(日本時間)更新
  
                           本題(ダジャレ文)
本題の見方---ダジャレ文の中の青色文字は英語の意味、赤色文字は語呂合わせの部分で、かなりなまったり方言ぽくなる場合があります。また、ダジャレ文は語呂合わせの為の文言で、意味の正当性、日本文としての正確性は有りません事ご周知下さい。
 英単語に添えられた丸数字は難易度レベルで、詳しくは2012.8/27号をご参照ください。(⑦~⑫は書物には頻出。⑳以上も新聞等には時折出現する。)
緑色背景文字は、初公開時以降に追加・修正した部分です。

―成句―
1)仕事を片付けるラッパプーとなる。 wrap up---多義成句、NHK講座には「仕事などを片付ける」とあり。
―ミシュマシュ―
2)税をば大事に使わん政権は危険にさらされる。⑩jeopardize(vt)---既収載jeopardy(a)の動詞
3)でっぷりーとした人はエネルギーをすぐ使い果たす。⑩deplete(vt)
4)ボロボロになったボロ片たった一円にもならない。▲tatter(vi,vt.n,)
5)ほつれた服着た子にはついフレーフレーと声をかけてしまう。⑩fray(vt,vi)、名詞で「けんか騒ぎ」stay(be,remain)above the frayで「ケンカに加わらない」「高みの見物を決め込む」の意味になる。反対は、enter(join) the fray ,jump(step)into the fray
7)にポリープあっても小さけりゃいいんですってん。⑨intestine(n,a)
8)胴で鳴るのは十二指腸の音。⑱duodenal(a) 
9)よろめく足で相撲とった。⑫totter(vi,n)
10)大降り不安定な天気。⑬wobbly(a)

                           随想
 nとlの違い、それは前者が鼻(濁)音で後者は鼻(濁)音ではないというだけの差で(ただ、音声学の分野では、lを測音と呼んでいて、それがどういうことなのかは不明です)、mとbも同じ関係ではないかと思われます。
 これらはちょうど、gを発音するときの[ŋ](鼻濁音)と[g](濁音)の違いに相当します。gだけなぜ同じ一つのスペルで済ましているのか不思議です。日本語でも、この発音は、[g](語頭)ŋ](途中)と二通りに発音されますが、なぜか英語、日本語ともに、文字表記では、濁音、鼻濁音を区別していないのは不思議です。最近は若者の間でのこの区別の乱れがよく指摘されますね。この違いは、鼻をしっかり触って発声してみると、鼻骨が振動するかしないかで、はっきり分かります。こんな微妙な違いを、口や耳は自然に区別し操っていることに驚きです。人間の言語能力とはかくも優れた仕組みなのですね。
 ところで前号でハ行の濁音はバでもパでもないと指摘しましたが、清音濁音の違いに照らし合わせて考えてみますと、どうもそれはア行ではないかという気がして来ました。

参考(ウィキペディア「摩擦音」より)

声門摩擦音

国際音声記号の [h] や [ɦ] は声門摩擦音と呼ばれ、表の上でも摩擦音の欄に置かれているが、実際にはどこにも狭めが作られないため、上記の定義による摩擦音の範疇には属さない。ピーター・ラディフォギッドによると、英語の [h] は前後の音の無声化であり[1][ɦ] (ahead・behind などで現れることが多い)は実際にはつぶやき音である[2]。日本語でも同様で、「ハ」([ha])は [ḁa] と表すこともできる。ラディフォギッドは国際音声記号の表の「その他の記号」に [h] や [ɦ] を移動させるべきだとしている[3]

NHKテレビ基礎英語講座では英語の発音について工夫を凝らした解説をしていますが、9月号に、まさに、ハ行の濁音が行であることを裏付ける記述があり、あーやはりそーだったかと納得しました。この詳しい説明(そう思った理由)を、次号にお披露目したいと思います。


                 レビューⅠ(9月号本題の辞書での例文・例句または意味)
1)She is at a pivotal point in her career.
2)He notched his fifth victory this year.
3)Smoking can impair your health.
4)Obesity has been linked to a number of health risks, such as heart disease.
5)The international conference ended in a complete fiasco with everyone disagreeing with everyone else.
6)It was a memento of our trip.
7)Her mouth was twitching as she began to cry.
8)She pouted her lips and stared at him angrily.
9)She has impeccable taste in music.
10)She speaks in a staccato fashion. 
             
                 レビューⅡ(8月号本題の語呂合わせ文)
1)latent⇒レイトゥントゥ 零点取っても信じる( ? )能力。潜在
legion⇒リジョン これらの( ? )りじゃん多く
3)lumbago⇒ランベイゴウ 乱舞はご法度、( ? )じゃ。腰痛
4)dissipatel⇒ディシッペイトゥ 人生、( ? )で失敗となるのはよくある話。浪費癖
5)litigious⇒リティジャス ( ? ),賠償金増え リッチじゃす訴訟好き
6)collusion⇒コリュージョン ( ? )は、気が休まらず肩凝るじょん共謀
7)froth⇒フロス→ ( ? )、有るのは風呂す泡・あぶく
8)solvent⇒ソルベントゥ 保釈金( ? )、さっさと払って留置場など去るベんとする。支払能力あれ
9)solidarity⇒ソリダレティ 我々の( ? )相手それ誰でー団結
10)solitary⇒ソレタリ いつも( ? )でいる奴、それ誰一人

                   レビューⅢ7月号本題のメディアで最近使われた例文)

1)He is currently a contractor for the Sitka Sound Science Center, working on a chum salmon study.
2)Swype, owned by Nuance Communications, lets users swipe over keyboard letters rather than tap them, to more quickly churn out sentences.
3)Painful memories linger, and Watt has had to learn to control the feelings that can trigger frustration and anxiety.
4)But learning this lingo will help you understand what the heck is going on at a workout.
5)In one hand he held a bottle of liniment, and with the other he rubbed his spine.
6)But at the Library of Congress the lineaments remain clear.
7)Competition is a fact of life, and those who succeed are often lionized.--- a fact of lifeは熟語、the facts of life との違いに注意と辞書にあり。
8)The exhibition features British cartoons that depict the German emperor Wilhelm II and his son as helpless blunderers.
9)But the men’s side has been awash in homogeneity as well.
10)U.S. officials would not identify which nations made offers of active battlefield participation, or “kinetic action,” in military parlance.



             これで10月号終了します。ご高覧賜り有難うございました。
                  次号11月号は11/3公開の予定です。

                     
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2014年9月1日月曜日

9月号-英語の達人との遭遇

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 9/1公開---1,450語の内の10語
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                  毎月第一月曜日9:00(日本時間)更新
  
                           本題(ダジャレ文)
本題の見方---ダジャレ文の中の青色文字は英語の意味、赤色文字は語呂合わせの部分で、かなりなまったり方言ぽくなる場合があります。また、ダジャレ文は語呂合わせの為の文言で、意味の正当性、日本文としての正確性は有りません事ご周知下さい。
 英単語に添えられた丸数字は難易度レベルで、詳しくは2012.8/27号をご参照ください。(⑦~⑫は書物には頻出。⑳以上も新聞等には時折出現する。)
緑色背景文字は、初公開時以降に追加・修正した部分です。



―ミシュマシュ―

1)微々たる問題どころか、重要な問題だ。⑪pivotal(a)
2)新記録を打ち立てた事が新聞に載っちる。⑩notch(n,vt)
3)人間を害するものをいんべあと言って放置してはおけない。⑧impair(vt)
4)帯して肥満を隠す。⑪obesity(n)
5)大失敗したらまず頭を冷やすこと。⑪fiasco(n)
6)綿々と思い出に浸ってないで早く忘れちゃえ。⑪memento
7)トイチ(十一)の利息に顔ひきつる。⑨twitch(vt,n)
8)その子はふくれっ面ぽーっとしていた。⑪pout(n,vt,vi)
9)そんなに申し分ない帽子ならいんべ被るのも。⑪impeccable(a)
10)音が途切れずに発音してくれてありがとう。⑱legato(a)
おまけ)途切れ途切れなので、舌葛藤する。⑬staccato(a,adv,n)---上の反意語


                      随想
8月号の数理パズルの解答に誤りがありました。問題2)の解答の2)の「線分PCを半径とする」は「線分PCを直径とする」のあやまりでした。つつしんでお詫び申し上げます。更に、「正方形裁ち合わせ二題」の問題1は「三箇所切って四片の長方形を作り」でも可能です。

偶然ある英語の達人に出会い、その方の著書(写真)を入手しました。





 英語についての造詣の深さにとどまらず、経済歴史文化にまで驚く程の洞察力で分析されていて、ただただ感服でした。英語版もあり、どこかで見つけられたら是非一読をおすすめします。
 発音に関しても、かなり子細な分析と独特の習得法が解説されており、Rの発音が難解でいかに大事であるか、ネーティブ自身気付いていない、さらにはヘボン式(Hepburn Method)ローマ字表記のra,ri,ru,re,roはla,li,lu,le,loに替えるべし(中国語の英文字表記では「林」は「lin」になっている)という指摘には、Rの発音にこだわる私にとりましても、我が意を得たりの思いでした。(rについての私のブログはここをクリック)
 この方に刺激され、発音についてまたいろいろ考えさせられました。以下はその一部です。

 rは母音と子音のあいの子である(yやwに近い)ということは、以前の随想で述べさせていただきました。実は最近、nとlの発音はどこが違うのかが気になり出し、ネットで調べたら、いろいろな事が分かりました。
 例えば、子音即ち摩擦音は次のようなことで、音韻学では摩擦音を唇、舌、歯、牙、喉の摩擦の五種類に分類し、それらは調音法の分類の仕方で、さらに36の字母というものに分類されているようでした。(音韻学参照)

摩擦音英語fricative)とは、子音調音する際、声道内に狭い隙間をつくって空気の流れを遮り、小さな隙間から無理やり出ようとして起こる空気の摩擦を利用して作り出される音である。

 この摩擦音が子音そのものなわけですが、私の理解では、摩擦つまり破裂・破擦の瞬間の前に母音が発せられたものが濁音、その逆が清音となる(音声学では有声子音・無声子音として区別している)ということです。例えば、声を出し続けたままダやザは言えてもタやサなどの清音は発音できない。だから早口になると、at allはalollに、twentyはtweny(l、nは共に母音が先になる音です)になってしまう訳です。
 日本語の場合でも、二つの語を組み合わせて熟語を作るときに、連濁と言って、後の語の最初の清音が濁音に変わる場合が多いですが、これも、母音を続けて発声した方が言い易いためであると考えられます。
例:もち+こめ→もちごめ(餅米)、こい+ふみ→こいぶみ(恋文)---ただし後者で、私の解釈では下記のように「ぶ」は「ふ」の濁音ではありませんが、とにかく「hu」は発声が一瞬止まり(hは無声子音)、「bu」は声を出し続けたまま言える(bは有声子音)。---
有声子音・無声子音の分け方で言うと、現在の50音図での、清音ハ行の濁音はバ行というのは間違いで、バ行の清音はパ行であり(50音図には組み入れられていない、つまり日本語にはもともと、ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽは存在しなかった)、ハ行の濁音というものは(半濁音も)存在しない(パ、バは上下の唇を同じように破裂させるが、ハは破裂させないという点で全く別な子音であると言えます)と考えるのが合理的な解釈だと思います。
 さて、ナ行とラ行(na,ni,nu,ne,noとla,li,lu,le,loのことでra,ri,ru,re,roではありません。)の発音の違いはどこにあるかということですが、naとla、口の形・動きは全く同じですよね。皆さん想像つきますか、その違い。長くなりますので、この続きは次号とさせていただきます。


                 レビューⅠ(8月号本題の辞書での例文・例句または意味)
1)<he has a latent talent for acting that he hasn't had a chance to express yet>
2)<the obstacles that the programmers had to overcome have been legion>
3)experiencing an attack of lumbago
4)The morning sun dissipated the fog.
5)we live in a litigious age
6)The company was acting in collusion with manufacturers to inflate prices.
7)There was froth upon his lips; it dropped off in flakes.
8)He couldn't stay solvent after losing his business.
9)The vote was a show of solidarity.
10)Most cats are solitary creatures.

                 レビューⅡ(7月号本題の語呂合わせ文)
1)chum⇒チャン(ム)→あのおじさんはボクのちゃん(お父さんのこと)の( ? )だ。仲良し 
2)churn⇒チャーン→風呂に入る時はちゃーん( ? )かき回せ
3)lingerリンガー( ? )は無用リンガーハット。長居
4)lingoリンゴリンゴの種類は( ? )チンプンカンプン
5)liniment⇒リニメントゥ→スプレー式に比べたらあまりに面倒( ? )塗り薬
6)lineamentリニアメントゥ似顔絵作りには面倒 この( ? )。顔立ち
7)lionizeライオナイズゴミ片し、「えらいよないずも」と各国メディアから( ? )日本人サポーター。もてはやされる
8)blundererブランダラー身だしなみがブランダラーとしていては( ? )と思われる。そこつ者
9)homogeneity⇒ホモジャネティ→日本では( ? )が重視され、誰も「俺ホモじゃねーっ」て、言う。均一性
10)kinetic⇒キネティック→( ? )は餅つきの杵でいくのが効果的だ。運動

                   レビューⅢ6月号本題のメディアで最近使われた例文)

1)Thereafter, according to the Associated Press, the FBI and the U.S. attorney commenced their investigation.
2)Like the “hate retweet,” a like without context can seem importunate, mocking or outright aggressive.
3)It is almost impossible to kill a Dutchman on the field, since they are as pertinacious and industrious as beetles in seeking cover.
4)The tonal shift is jarring but typical of this endearing muddle, which flails in search of an identity. 
5)She and her husband fled just before their house filled with mud, leaving 5 meter boulders where they had been sleeping.
6)raunchy sense of humor ;このブログのことか---
7)I love my menage.
8)menagerie of hustlers and hecklers crowd the entrance hall, scratching around for celebrity.
9)Inertia and smart use of it is a key theme that emerged in our evaluation of the top global cities.
10)With its strong footing in the market, L Brands is exhibiting tremendous resilience against the economic uncertainty in the U.S.



             これで9月号終了します。ご高覧賜り有難うございました。
                  次号10月号は10/6公開の予定です。

                     
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