2014年10月6日月曜日

10月号-清音、鼻音、濁音の差



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10/6公開---1,460語の内の10語
                  今回もご来訪心より感謝申しあげます。       
                  毎月第一月曜日9:00(日本時間)更新
  
                           本題(ダジャレ文)
本題の見方---ダジャレ文の中の青色文字は英語の意味、赤色文字は語呂合わせの部分で、かなりなまったり方言ぽくなる場合があります。また、ダジャレ文は語呂合わせの為の文言で、意味の正当性、日本文としての正確性は有りません事ご周知下さい。
 英単語に添えられた丸数字は難易度レベルで、詳しくは2012.8/27号をご参照ください。(⑦~⑫は書物には頻出。⑳以上も新聞等には時折出現する。)
緑色背景文字は、初公開時以降に追加・修正した部分です。

―成句―
1)仕事を片付けるラッパプーとなる。 wrap up---多義成句、NHK講座には「仕事などを片付ける」とあり。
―ミシュマシュ―
2)税をば大事に使わん政権は危険にさらされる。⑩jeopardize(vt)---既収載jeopardy(a)の動詞
3)でっぷりーとした人はエネルギーをすぐ使い果たす。⑩deplete(vt)
4)ボロボロになったボロ片たった一円にもならない。▲tatter(vi,vt.n,)
5)ほつれた服着た子にはついフレーフレーと声をかけてしまう。⑩fray(vt,vi)、名詞で「けんか騒ぎ」stay(be,remain)above the frayで「ケンカに加わらない」「高みの見物を決め込む」の意味になる。反対は、enter(join) the fray ,jump(step)into the fray
7)にポリープあっても小さけりゃいいんですってん。⑨intestine(n,a)
8)胴で鳴るのは十二指腸の音。⑱duodenal(a) 
9)よろめく足で相撲とった。⑫totter(vi,n)
10)大降り不安定な天気。⑬wobbly(a)

                           随想
 nとlの違い、それは前者が鼻(濁)音で後者は鼻(濁)音ではないというだけの差で(ただ、音声学の分野では、lを測音と呼んでいて、それがどういうことなのかは不明です)、mとbも同じ関係ではないかと思われます。
 これらはちょうど、gを発音するときの[ŋ](鼻濁音)と[g](濁音)の違いに相当します。gだけなぜ同じ一つのスペルで済ましているのか不思議です。日本語でも、この発音は、[g](語頭)ŋ](途中)と二通りに発音されますが、なぜか英語、日本語ともに、文字表記では、濁音、鼻濁音を区別していないのは不思議です。最近は若者の間でのこの区別の乱れがよく指摘されますね。この違いは、鼻をしっかり触って発声してみると、鼻骨が振動するかしないかで、はっきり分かります。こんな微妙な違いを、口や耳は自然に区別し操っていることに驚きです。人間の言語能力とはかくも優れた仕組みなのですね。
 ところで前号でハ行の濁音はバでもパでもないと指摘しましたが、清音濁音の違いに照らし合わせて考えてみますと、どうもそれはア行ではないかという気がして来ました。

参考(ウィキペディア「摩擦音」より)

声門摩擦音

国際音声記号の [h] や [ɦ] は声門摩擦音と呼ばれ、表の上でも摩擦音の欄に置かれているが、実際にはどこにも狭めが作られないため、上記の定義による摩擦音の範疇には属さない。ピーター・ラディフォギッドによると、英語の [h] は前後の音の無声化であり[1][ɦ] (ahead・behind などで現れることが多い)は実際にはつぶやき音である[2]。日本語でも同様で、「ハ」([ha])は [ḁa] と表すこともできる。ラディフォギッドは国際音声記号の表の「その他の記号」に [h] や [ɦ] を移動させるべきだとしている[3]

NHKテレビ基礎英語講座では英語の発音について工夫を凝らした解説をしていますが、9月号に、まさに、ハ行の濁音が行であることを裏付ける記述があり、あーやはりそーだったかと納得しました。この詳しい説明(そう思った理由)を、次号にお披露目したいと思います。


                 レビューⅠ(9月号本題の辞書での例文・例句または意味)
1)She is at a pivotal point in her career.
2)He notched his fifth victory this year.
3)Smoking can impair your health.
4)Obesity has been linked to a number of health risks, such as heart disease.
5)The international conference ended in a complete fiasco with everyone disagreeing with everyone else.
6)It was a memento of our trip.
7)Her mouth was twitching as she began to cry.
8)She pouted her lips and stared at him angrily.
9)She has impeccable taste in music.
10)She speaks in a staccato fashion. 
             
                 レビューⅡ(8月号本題の語呂合わせ文)
1)latent⇒レイトゥントゥ 零点取っても信じる( ? )能力。潜在
legion⇒リジョン これらの( ? )りじゃん多く
3)lumbago⇒ランベイゴウ 乱舞はご法度、( ? )じゃ。腰痛
4)dissipatel⇒ディシッペイトゥ 人生、( ? )で失敗となるのはよくある話。浪費癖
5)litigious⇒リティジャス ( ? ),賠償金増え リッチじゃす訴訟好き
6)collusion⇒コリュージョン ( ? )は、気が休まらず肩凝るじょん共謀
7)froth⇒フロス→ ( ? )、有るのは風呂す泡・あぶく
8)solvent⇒ソルベントゥ 保釈金( ? )、さっさと払って留置場など去るベんとする。支払能力あれ
9)solidarity⇒ソリダレティ 我々の( ? )相手それ誰でー団結
10)solitary⇒ソレタリ いつも( ? )でいる奴、それ誰一人

                   レビューⅢ7月号本題のメディアで最近使われた例文)

1)He is currently a contractor for the Sitka Sound Science Center, working on a chum salmon study.
2)Swype, owned by Nuance Communications, lets users swipe over keyboard letters rather than tap them, to more quickly churn out sentences.
3)Painful memories linger, and Watt has had to learn to control the feelings that can trigger frustration and anxiety.
4)But learning this lingo will help you understand what the heck is going on at a workout.
5)In one hand he held a bottle of liniment, and with the other he rubbed his spine.
6)But at the Library of Congress the lineaments remain clear.
7)Competition is a fact of life, and those who succeed are often lionized.--- a fact of lifeは熟語、the facts of life との違いに注意と辞書にあり。
8)The exhibition features British cartoons that depict the German emperor Wilhelm II and his son as helpless blunderers.
9)But the men’s side has been awash in homogeneity as well.
10)U.S. officials would not identify which nations made offers of active battlefield participation, or “kinetic action,” in military parlance.



             これで10月号終了します。ご高覧賜り有難うございました。
                  次号11月号は11/3公開の予定です。

                     
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