2014年9月1日月曜日

9月号-英語の達人との遭遇

新ブログ(姉妹ブログ)「gontanoe」公開中!
     https://gontanoe.muragon.com/

 9/1公開---1,450語の内の10語
                  今回もご来訪心より感謝申しあげます。       
                  毎月第一月曜日9:00(日本時間)更新
  
                           本題(ダジャレ文)
本題の見方---ダジャレ文の中の青色文字は英語の意味、赤色文字は語呂合わせの部分で、かなりなまったり方言ぽくなる場合があります。また、ダジャレ文は語呂合わせの為の文言で、意味の正当性、日本文としての正確性は有りません事ご周知下さい。
 英単語に添えられた丸数字は難易度レベルで、詳しくは2012.8/27号をご参照ください。(⑦~⑫は書物には頻出。⑳以上も新聞等には時折出現する。)
緑色背景文字は、初公開時以降に追加・修正した部分です。



―ミシュマシュ―

1)微々たる問題どころか、重要な問題だ。⑪pivotal(a)
2)新記録を打ち立てた事が新聞に載っちる。⑩notch(n,vt)
3)人間を害するものをいんべあと言って放置してはおけない。⑧impair(vt)
4)帯して肥満を隠す。⑪obesity(n)
5)大失敗したらまず頭を冷やすこと。⑪fiasco(n)
6)綿々と思い出に浸ってないで早く忘れちゃえ。⑪memento
7)トイチ(十一)の利息に顔ひきつる。⑨twitch(vt,n)
8)その子はふくれっ面ぽーっとしていた。⑪pout(n,vt,vi)
9)そんなに申し分ない帽子ならいんべ被るのも。⑪impeccable(a)
10)音が途切れずに発音してくれてありがとう。⑱legato(a)
おまけ)途切れ途切れなので、舌葛藤する。⑬staccato(a,adv,n)---上の反意語


                      随想
8月号の数理パズルの解答に誤りがありました。問題2)の解答の2)の「線分PCを半径とする」は「線分PCを直径とする」のあやまりでした。つつしんでお詫び申し上げます。更に、「正方形裁ち合わせ二題」の問題1は「三箇所切って四片の長方形を作り」でも可能です。

偶然ある英語の達人に出会い、その方の著書(写真)を入手しました。





 英語についての造詣の深さにとどまらず、経済歴史文化にまで驚く程の洞察力で分析されていて、ただただ感服でした。英語版もあり、どこかで見つけられたら是非一読をおすすめします。
 発音に関しても、かなり子細な分析と独特の習得法が解説されており、Rの発音が難解でいかに大事であるか、ネーティブ自身気付いていない、さらにはヘボン式(Hepburn Method)ローマ字表記のra,ri,ru,re,roはla,li,lu,le,loに替えるべし(中国語の英文字表記では「林」は「lin」になっている)という指摘には、Rの発音にこだわる私にとりましても、我が意を得たりの思いでした。(rについての私のブログはここをクリック)
 この方に刺激され、発音についてまたいろいろ考えさせられました。以下はその一部です。

 rは母音と子音のあいの子である(yやwに近い)ということは、以前の随想で述べさせていただきました。実は最近、nとlの発音はどこが違うのかが気になり出し、ネットで調べたら、いろいろな事が分かりました。
 例えば、子音即ち摩擦音は次のようなことで、音韻学では摩擦音を唇、舌、歯、牙、喉の摩擦の五種類に分類し、それらは調音法の分類の仕方で、さらに36の字母というものに分類されているようでした。(音韻学参照)

摩擦音英語fricative)とは、子音調音する際、声道内に狭い隙間をつくって空気の流れを遮り、小さな隙間から無理やり出ようとして起こる空気の摩擦を利用して作り出される音である。

 この摩擦音が子音そのものなわけですが、私の理解では、摩擦つまり破裂・破擦の瞬間の前に母音が発せられたものが濁音、その逆が清音となる(音声学では有声子音・無声子音として区別している)ということです。例えば、声を出し続けたままダやザは言えてもタやサなどの清音は発音できない。だから早口になると、at allはalollに、twentyはtweny(l、nは共に母音が先になる音です)になってしまう訳です。
 日本語の場合でも、二つの語を組み合わせて熟語を作るときに、連濁と言って、後の語の最初の清音が濁音に変わる場合が多いですが、これも、母音を続けて発声した方が言い易いためであると考えられます。
例:もち+こめ→もちごめ(餅米)、こい+ふみ→こいぶみ(恋文)---ただし後者で、私の解釈では下記のように「ぶ」は「ふ」の濁音ではありませんが、とにかく「hu」は発声が一瞬止まり(hは無声子音)、「bu」は声を出し続けたまま言える(bは有声子音)。---
有声子音・無声子音の分け方で言うと、現在の50音図での、清音ハ行の濁音はバ行というのは間違いで、バ行の清音はパ行であり(50音図には組み入れられていない、つまり日本語にはもともと、ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽは存在しなかった)、ハ行の濁音というものは(半濁音も)存在しない(パ、バは上下の唇を同じように破裂させるが、ハは破裂させないという点で全く別な子音であると言えます)と考えるのが合理的な解釈だと思います。
 さて、ナ行とラ行(na,ni,nu,ne,noとla,li,lu,le,loのことでra,ri,ru,re,roではありません。)の発音の違いはどこにあるかということですが、naとla、口の形・動きは全く同じですよね。皆さん想像つきますか、その違い。長くなりますので、この続きは次号とさせていただきます。


                 レビューⅠ(8月号本題の辞書での例文・例句または意味)
1)<he has a latent talent for acting that he hasn't had a chance to express yet>
2)<the obstacles that the programmers had to overcome have been legion>
3)experiencing an attack of lumbago
4)The morning sun dissipated the fog.
5)we live in a litigious age
6)The company was acting in collusion with manufacturers to inflate prices.
7)There was froth upon his lips; it dropped off in flakes.
8)He couldn't stay solvent after losing his business.
9)The vote was a show of solidarity.
10)Most cats are solitary creatures.

                 レビューⅡ(7月号本題の語呂合わせ文)
1)chum⇒チャン(ム)→あのおじさんはボクのちゃん(お父さんのこと)の( ? )だ。仲良し 
2)churn⇒チャーン→風呂に入る時はちゃーん( ? )かき回せ
3)lingerリンガー( ? )は無用リンガーハット。長居
4)lingoリンゴリンゴの種類は( ? )チンプンカンプン
5)liniment⇒リニメントゥ→スプレー式に比べたらあまりに面倒( ? )塗り薬
6)lineamentリニアメントゥ似顔絵作りには面倒 この( ? )。顔立ち
7)lionizeライオナイズゴミ片し、「えらいよないずも」と各国メディアから( ? )日本人サポーター。もてはやされる
8)blundererブランダラー身だしなみがブランダラーとしていては( ? )と思われる。そこつ者
9)homogeneity⇒ホモジャネティ→日本では( ? )が重視され、誰も「俺ホモじゃねーっ」て、言う。均一性
10)kinetic⇒キネティック→( ? )は餅つきの杵でいくのが効果的だ。運動

                   レビューⅢ6月号本題のメディアで最近使われた例文)

1)Thereafter, according to the Associated Press, the FBI and the U.S. attorney commenced their investigation.
2)Like the “hate retweet,” a like without context can seem importunate, mocking or outright aggressive.
3)It is almost impossible to kill a Dutchman on the field, since they are as pertinacious and industrious as beetles in seeking cover.
4)The tonal shift is jarring but typical of this endearing muddle, which flails in search of an identity. 
5)She and her husband fled just before their house filled with mud, leaving 5 meter boulders where they had been sleeping.
6)raunchy sense of humor ;このブログのことか---
7)I love my menage.
8)menagerie of hustlers and hecklers crowd the entrance hall, scratching around for celebrity.
9)Inertia and smart use of it is a key theme that emerged in our evaluation of the top global cities.
10)With its strong footing in the market, L Brands is exhibiting tremendous resilience against the economic uncertainty in the U.S.



             これで9月号終了します。ご高覧賜り有難うございました。
                  次号10月号は10/6公開の予定です。

                     
このブログは 「難解英単語ダジャレ」をグーグる、又はhttp://eitango-dajare.blogspot.jp/で開きます。お知り合いの方々ににご紹介賜りますれば幸甚です。